トランプ氏、有罪評決後に54億円の資金集める-選挙妨害の裁判と主張

AI要約

トランプ前大統領が不正取引で有罪評決を受け、24時間以内に3,480万ドルの資金を集めたことが明らかになった。

有罪評決後、トランプ氏は政治犯であると主張し、献金者に対して資金集めの勧誘を行った。

共和党の小口献金サイトを通じて30%の新規献金者が集まり、サイトのエラーメッセージも複数回表示されるなどの状況が報告されている。

(ブルームバーグ): トランプ前米大統領の陣営は、トランプ氏が大統領経験者として初めて有罪評決を受けた後の24時間足らずで3480万ドル(約54億5000万円)の資金を集めたと明らかにした。同陣営が選挙活動に法的問題をいかに利用しているかを浮き彫りにする。

トランプ氏「口止め料」裁判、有罪の評決-米大統領経験者で初めて

トランプ氏が不倫口止め料を不正に処理したとして罪に問われている刑事裁判では30日、陪審員団が有罪の評決を下した。トランプ氏とバイデン大統領の陣営はともに、陪審評決が出された後で資金集めの勧誘を行った。

トランプ陣営の発表によると、献金者の約30%は共和党の小口献金サイト「ウィンレッド」を初めて利用した人だった。

トランプ氏は、テキストメッセージや電子メールなどを通じて「私は政治犯だ」とし、自身への有罪評決は米国史上最も暗い日になったと主張。「私は何も間違ったことはしていない」とし、「選挙を妨害するための不正な裁判で有罪評決を受けた」と記した。

同氏による資金集めの勧誘後、ウィンレッドのサイトでは30日夜にエラーメッセージが複数回表示され、トランプ氏が献金者向けのアピールに使っているいくつかのページではメンテナンス中とも表示された。ウィンレッドの担当者にコメントを要請したが、返答は得られていない。

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原題:Trump Raises $34.8 Million as Guilty Verdict Rallies Donors(抜粋)

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