エヌビディアCEO、1.69億ドル相当の持ち株売却-株上昇の波に乗る

AI要約

米半導体メーカーのエヌビディアのCEOが株を売却し、約270億円の利益を得た。

同氏は今年初めて保有株を売却し、時価総額3兆ドルを突破したエヌビディアは世界首位に立った。

エヌビディア株価は150%以上上昇し、同氏の純資産も倍増した。

エヌビディアCEO、1.69億ドル相当の持ち株売却-株上昇の波に乗る

(ブルームバーグ): 米半導体メーカー、エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は6月、持ち株130万株を売却した。人工知能(AI)チップへの旺盛な需要を背景に、エヌビディア株価は過去最高値を更新しており、売却額は1億6900万ドル(約270億円)近くと、同氏が株売却で単月に得た額としては過去最大となった。

フアン氏が保有株を売却するのは今年初めて。エヌビディアの時価総額は6月に初めて3兆ドルを突破し、一時的に世界首位に立った。これによりフアン氏(61)は、純資産1000億ドル余りという超富裕層の仲間入りを果たしている。

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提出書類によると、一連の取引は米証券取引委員会(SEC)の規則10b5-1に基づく取引プランに沿って行われた。プランは3月に採用されたという。エヌビディアはコメントを控えた。

エヌビディア株価は年初来で150%余り値上がりしており、フアン氏の純資産もここ半年でおよそ倍増(637億ドル増)。ブルームバーグ・ビリオネア・インデックスで13位(純資産1077億ドル)となっている。

原題:Huang Cashes In on Nvidia’s Rally With $169 Million Share Sale(抜粋)

--取材協力:Jack Witzig.

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