〔欧州株式〕軒並み上昇=英0.12%高、独0.50%高(21日)

AI要約

欧州株式市場は21日、軒並み上昇。米利下げ観測やFOMC議事要旨への期待で買いが入った。

各国の株価指数が上昇し、自動車株や資源株などが買われた。

主要銘柄ではJDスポーツ・ファッションなどが上昇し、セバーン・トレントやアントファガスタなどが下落。

 【ロンドン時事】21日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比10.11ポイント(0.12%)高の8283.43で引けた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.50%高、フランスCAC40種指数は0.52%高、ストックス欧州600種指数は0.33%高だった。

 米利下げ観測の高まりを背景に買いが入った。この日発表される7月30、31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨がハト派的な内容になるとの思惑も相場を支援した。セクター別では、自動車株や資源株などが買われた。

 FTSEの構成銘柄では、小売り大手JDスポーツ・ファッションが4.02%高、通信大手エアテル・アフリカが2.90%高、特殊化学品大手クローダ・インターナショナルが2.10%高とけん引。一方、水道会社セバーン・トレントは2.45%安、産銅大手アントファガスタは1.68%安、プライベート・エクイティ会社3i(スリーアイ)グループは1.40%安だった。

 DAXでは、高級車メーカーのポルシェが2.32%高、化学大手BASFが1.87%高、スポーツ用品大手アディダスが1.54%高と買われた半面、航空機エンジン大手MTUエアロ・エンジンズは0.75%安、製薬大手バイエルは0.57%安、通信大手ドイツテレコムは0.32%安で取引を終えた。