〔欧州株式〕軒並み反落=英1.00%安、独0.35%安(20日)

AI要約

欧州株式市場は20日に軒並み反落し、原油価格の下落や中国の需要低迷観測が影響した。

英FTSE100やドイツDAXなどの株価指数が下落し、エネルギー株が特に軟調だった。

個別銘柄ではBTやシーメンス・エナジーなどが下落し、イージージェットやヘンケルなどが上昇した。

 【ロンドン時事】20日の欧州株式市場は軒並み反落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比83.62ポイント(1.00%)安の8273.32で引けた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.35%安、フランスCAC40種指数は0.22%安、ストックス欧州600種指数は0.45%安だった。

 中国の需要低迷観測や、中東を巡る情勢悪化懸念の後退を背景に下落した原油価格が重荷となり、エネルギー株が軟調に推移。英株やストックスの価格を押し下げた。

 FTSEの構成銘柄では、通信大手BTが6.39%安と下落率トップ。小売り大手JDスポーツ・ファッションが4.38%安、石油大手シェルが2.84%安と続いた。一方、格安航空大手イージージェットが1.27%高、産金大手エンデバー・マイニングが1.16%高と買われた。

 DAXでは、エネルギー大手シーメンス・エナジーが3.50%安、防衛大手ラインメタルが3.01%安、製薬大手バイエルが2.80%安と下げを主導。半面、日用品大手ヘンケルが1.75%高、エネルギー大手イーオンが1.18%高と買われた。