ゴールドマン、米景気後退確率20%に引き下げ 良好な指標受け

AI要約

ゴールドマン・サックスは、最新の経済指標を受けて、米国の景気後退確率を引き下げた。

景気後退の可能性が低下した理由として、データが景気後退の兆候を示さなかったことが挙げられる。

雇用統計によっては、さらなる利下げが検討される可能性もある。

ゴールドマン、米景気後退確率20%に引き下げ 良好な指標受け

[18日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは、最新の米週間失業保険申請件数と小売売上高統計を受け、今後1年以内に米国が景気後退に陥る確率を25%から20%に引き下げた。

ゴールドマンは今月、7月の米失業率が3年ぶりの高水準に上昇したことを受け、同確率を15%から引き上げていた。

チーフエコノミストのヤン・ハチウス氏は17日付のメモで「(景気後退)確率を25%から20%に下げた。これは主に、8月2日以降に発表された7月および8月初旬のデータが景気後退の兆候を示さなかったためだ」と述べた。8月の雇用統計が「まずまず良い」内容であれば、確率をさらに15%に下げるだろうと述べた。

9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)について0.25%ポイントの利下げを予想しているが、雇用統計が予想を下回った場合は0.5%ポイント利下げの可能性も排除していない。