〔欧州株式〕軒並み上昇=英0.55%高、独0.54%高(19日)

AI要約

欧州株式市場は週明け19日、軒並み上昇し、金属鉱業株や不動産関連株が主導した。各指数も高い水準を維持。

FTSE100ではバラート・デベロップメンツやグレンコアが上昇し、ヒクマ・ファーマシューテイカルズが下落。ドイツ市場ではザランドやポルシェが好調だった。

今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨やFRB高官の発言が注目されている。

 【ロンドン時事】週明け19日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前週末終値比45.53ポイント(0.55%)高の8356.94で引けた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.54%高、フランスCAC40種指数は0.70%高、ストックス欧州600種指数は0.61%高だった。

 最高値圏での取引が続く金など、大半の卑金属と貴金属の相場上昇を背景に買われた金属鉱業株が主導した。英株では不動産関連株も伸びに寄与。今週は7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨や米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言に注目が集まっている。

 FTSEの構成銘柄では、住宅大手バラート・デベロップメンツが3.40%高と上昇率トップ。資源大手グレンコアが2.81%高、産金大手エンデバー・マイニングが2.58%高と続いた。一方、製薬会社ヒクマ・ファーマシューテイカルズが1.55%安、蒸気システム大手スパイラックス・サーコが0.99%安と売られた。

 DAXでは、通販大手ザランドが3.02%高、高級車メーカーのポルシェが1.71%高、化学品商社ブレンタークが1.55%高と上昇をけん引。半面、ウクライナへの追加軍事支援を巡る一部報道を受けて防衛大手ラインメタルが1.96%安、素材化学大手コベストロが0.55%安と低迷した。