大手航空2社の4~6月決算 インバウンド需要増加で売上高は大幅増収

AI要約

2024年4~6月、航空2社の決算は国際線が好調で売上高増加。ANAホールディングスは売上高が過去最高になるも、営業利益は前年比減少。JALグループも国際線が好調で売上高は最高だったが、燃料コスト増加でEBITは減少。

ANAホールディングスの2024年4~6月の売上高は5167億円、営業利益は303億円。JALグループの売上収入は4240億円、EBITは221億円。

両社とも国際線の好調な需給関係や円安による影響で売上高は増加したが、燃料コストの上昇などで利益は減少している。

大手航空2社の4~6月決算 インバウンド需要増加で売上高は大幅増収

 航空2社の2024年4~6月の決算は、インバウンド需要の増加などから国際線が好調で売上高はともに増加しました。

 ANAホールディングスの2024年4月から3カ月間の売上高は、2023年の同じ時期より557億円増えて、5167億円となりました。インバウンド需要の増加と円安により単価が上昇したことから売上高はこの期間として過去最高になったということです。一方で、営業利益は燃料価格の高騰などでコストが増加したため、前の年より134億円少ない303億円でした。

 JALグループも国際線が好調で、売上高にあたる売上収入は4240億円と2012年の再上場後で最高でした。ただ、JALも円安による燃油コストの増加などが響き、本業のもうけを示すEBITは221億円に減少しました。(ANNニュース)