【厚生年金・国民年金】10月15日に「約46万円」と「約67万円」が支給される夫婦の違いとは?

AI要約

年金支給日にはATMに行列ができることがある

2024年の年金は前年比プラス2.7%増額となり、平均的な夫婦の支給額は約46万円

公的年金制度には国民年金と厚生年金の2階建て構造があり、収入や加入期間によって個人の年金額が異なる

【厚生年金・国民年金】10月15日に「約46万円」と「約67万円」が支給される夫婦の違いとは?

老後の貴重な収入源となる年金は、偶数月の15日に2か月分支給されます。

筆者は以前銀行に勤めていましたが、年金支給日はATMにお金を引き出しにくるお客様で行列ができていたのを思い出します。

私たちが将来受け取る年金は、物価上昇率や賃金上昇などによって受け取れる金額が変わり、2024年は前年比プラス2.7%の増額となっています。

実際にどれくらいの年金が受給できているのかというと、平均的なモデル夫婦でひと月当たり23万483円となり、支給額は約46万円となります。

年金受給額は現役時代の収入などによって個人差があり、支給額が約67万円という夫婦もいます。

本記事では公的年金の仕組みをおさらいした上で、収入ごとの年金受給額を確認していきますので、自分の場合どれくらいの受給額になるのかチェックしていきましょう。

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ずは日本の公的年金制度について簡単におさらいしておきましょう。

日本の年金制度は「国民年金」と「厚生年金」の2階建て構造になっているんです。

●国民年金(基礎年金):1階部分

 ・対象:原則、日本に住む20歳から60歳未満の全員が加入

 ・保険料:みんな一律で、毎年少しずつ見直しがある

 ・年金額:納付期間によって決まる。2024年度は満額で月6万8000円(67歳以下)

●厚生年金:2階部分

 ・加入対象:主に会社員、公務員など

 ・保険料:報酬比例制

 ・年金額:加入期間や納付保険料により決定

年金の振り込みは、原則偶数月の15日に2か月分まとめて振り込まれます。

もちろん、老齢年金だけではなて、障害年金や遺族年金を受け取っている方もいますが、今回は老齢年金に絞ってお話ししますね。

年金の仕組みや金額は個人によって異なるので、「自分がどれに加入してるのか」しっかり確認しておくと安心です。