JAL A350-1000、4号機がトゥールーズ出発 羽田着は8/1昼

AI要約

日本航空の新長距離国際線機材エアバスA350-1000型機の4号機がトゥールーズを出発し、羽田空港へ向かった。

A350-1000はJALの国際線フラッグシップで、ファーストクラスとビジネスクラスに個室タイプのシートを採用。

JALはA350-1000を777-300ERの置き換えとして13機導入する計画で、年度内に8機体制を目指す。

JAL A350-1000、4号機がトゥールーズ出発 羽田着は8/1昼

 日本航空(JAL/JL、9201)の新長距離国際線機材エアバスA350-1000型機の4号機(登録記号JA04WJ)が現地時間7月31日午後3時47分(日本時間同日午後10時47分)すぎ、エアバスの最終組立工場がある仏トゥールーズを出発し、羽田空港へ向かった。フェリーフライトの便名はJL8102便で、羽田には8月1日午前11時30分ごろ到着する見通し。

 A350-1000はJALの新たな国際線フラッグシップで、今年1月24日に1路線目の羽田-ニューヨーク線、4月17日にダラス・フォートワース線に就航。ファーストクラスとビジネスクラスはJAL初の個室タイプのシートを採用した。

 座席数は4クラス239席で、ファーストが6席(1列1-1-1席)、ビジネスが54席(同1-2-1席)、プレミアムエコノミーが24席(同2-4-2席)、エコノミーが155席(同3-3-3席)。ファーストクラスは座席上のオーバーヘッドビン(手荷物収納棚)をすべてなくし、ビジネスは窓側のみとすることで開放感のある客室に仕上げた。

 ビジネスクラスはベッドの長さを従来より約10センチ長い最大約198センチ(78インチ)、幅は最大約56センチ(22インチ)とし、足もとまで広いフルフラットベッドに仕上げた。プレエコはクラス初の電動リクライニングシートを採用し、後ろの席に背もたれが倒れない「フィックスド・バック構造」や4K対応の16インチモニター、フットレストなどが特徴となっている。

 JALはA350-1000を置き換え対象の777-300ERと同じ13機導入する計画で、8月中に5機体制、今年度内に8機体制を目指す。3路線目の羽田-ロンドン線は年度内に投入を計画している。

 JALの鳥取三津子社長は31日、「4号機を今週受領し、今年度中に8機体制とするべく、導入を進めていく」と、計画通り進んでいることを説明した。