〔欧州株式〕軒並み上昇=英1.21%高、独0.65%高(26日)

AI要約

欧州株式市場は週末に上昇し、良好な四半期決算を発表した銘柄を中心に買いが入った。

米個人消費支出(PCE)物価指数の緩やかな上昇が株価の支援要因となった。

主要株価指数の動きや構成銘柄の変化も注目されている。

 【ロンドン時事】週末26日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比99.36ポイント(1.21%)高の8285.71で引けた。週間では1.59%高。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.65%高(週間は1.35%高)、フランスCAC40種指数は1.22%高(同0.22%安)、ストックス欧州600種指数は0.83%高(同0.55%高)だった。

 良好な四半期決算を発表した銘柄を中心に買いが入った。高級ブランド株などが相場全体をけん引した。この日発表された6月の米個人消費支出(PCE)物価指数がインフレの鈍化基調を示す内容となったことも、9月の米利下げ観測を強め、株価の支援材料となった。

 FTSEの構成銘柄では、金融大手ナットウエストが7.04%高、鉱業大手アングロ・アメリカンが5.08%高、品質検査会社インターテックが4.26%高と大きく買われた。一方、物流施設大手セグロは1.68%安、不動産サイト大手ライトムーブは1.41%安、投資持ち株会社パーシングスクエア・ホールディングスは1.20%安。

 DAXでは、医療機器のザルトリウスが6.52%高と急伸し、防衛大手ラインメタルが3.80%高、医薬大手メルクが2.70%高で続いた。半面、化学大手BASFは2.31%安、コメルツ銀行は1.25%安、自動車大手BMWは0.73%安で取引を終えた。