コムキャスト、第2四半期利益が予想上回る 動画配信が好調

AI要約

米ケーブルテレビ大手コムキャストCMCSA.Oが第2・四半期決算を発表し、利益が予想を上回った。ブロードバンド顧客の減少が予想より少なく、ピーコックの成長も貢献した。

ブロードバンド顧客は12万人減少し、ファクトセットの予想を下回る。ピーコックの有料会員数は3300万人に増加し、売上高も大幅に伸びた。

一時的項目を除いた1株当たり利益は予想を上回り、売上高は減少したものの、ピーコック事業の成長が目立った。

コムキャスト、第2四半期利益が予想上回る 動画配信が好調

[23日 ロイター] - 米ケーブルテレビ大手コムキャストCMCSA.Oが23日発表した第2・四半期決算は、利益が予想を上回った。ストリーミングサービス「ピーコック」の拡大に加え、ブロードバンドサービスの顧客減少が予想より少なかったことが貢献した。

ブロードバンド顧客は12万人減少。ただ、ファクトセットがまとめた予想は14万3000人減少だった。AT&TやTモバイル との激しい競争に耐えていることを示唆している。

ピーコックの有料会員数は38%増の3300万人。同事業の売上高も27.5%増加して10億5000万ドルとなった。

一時的項目を除いた1株当たり利益は1.21ドルとなった。LSEGがまとめたアナリスト予想の1.12ドルを上回った。

売上高は2.7%減の296億9000万ドル。LSEGがまとめたアナリスト予想の300億2000万ドルを下回った。スタジオ事業の売上高が27%減少したほか、テーマパーク事業も10.6%減収となったことが響いた。