東京都区部の消費者物価、伸び率拡大 電気代は19.7%上昇

AI要約

総務省が26日に発表した7月の東京都区部の消費者物価指数は、前年同月比2.2%上昇し、3カ月連続で拡大した。

電気代や都市ガス代、輸入牛肉の値上がりが目立ち、物価全体を押し上げた一方、一部の野菜の高騰が収まった。

生鮮食品をのぞいた総合指数は2.2%上昇したが、前月より上昇率は縮小した。

東京都区部の消費者物価、伸び率拡大 電気代は19.7%上昇

 総務省が26日に発表した7月の東京都区部(23区)の消費者物価指数(速報値)は、値動きの激しい生鮮食品をのぞいた総合指数(2020年=100)が107.4となり、前年同月より2.2%上がった。上昇率は前月より0.1ポイント大きく、3カ月連続で拡大した。政府の補助がなくなった電気・ガス代が大幅に値上がりし、物価全体を押し上げた。

 品目別の上昇率は、電気代で19.7%、都市ガス代で11.9%を記録した。輸入牛肉は円安の影響もあって11.4%となった。ルームエアコンも2割超の値上がりとなった。

 一方、生鮮食品をふくむ総合指数は2.2%上がったが、上昇率は前月より0.1ポイント縮んだ。トマトやキャベツといった一部の野菜の高騰が収まった。