シンガポール6月コアCPI、前年比+2.9% 約2年ぶりの低い伸び

AI要約

シンガポールの6月の消費者物価指数は市場予想を下回り、コア指数は低水準となった。

総合指数も市場予想を下回り、2021年以来の低い伸びとなった。

シンガポール中央銀行は現行政策を維持する見通し。

シンガポール6月コアCPI、前年比+2.9% 約2年ぶりの低い伸び

[シンガポール 23日 ロイター] - シンガポール当局が23日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は、民間道路輸送と住居費を除くコア指数が前年同月比2.9%上昇と、伸び率は市場予想を下回り、2022年3月以来の低水準となった。

ロイターがまとめた市場予想は3.0%上昇だった。4月、5月は3.1%上昇していた。

総合指数は前年比2.4%上昇で、市場予想の2.7%上昇を下回り、21年8月以来の低い伸びとなった。

シンガポール金融管理局(中央銀行)は26日の会合で、地政学的緊張がインフレ上昇要因となるリスクを考慮し、現行政策の維持を決定する見通し。