カナダ中銀の利下げ予想が9割超、インフレ低下などで=金融市場

AI要約

カナダ銀行が政策金利を25ベーシスポイント引き下げる見通しで、今年の利下げ幅は75bpと予想されている。

消費者物価上昇率の低下や消費支出の鈍化が背景にあり、6月の消費者物価指数は市場予想を下回り、利下げ観測を後押ししている。

今回の利下げでカナダ中銀は主要7カ国の中央銀行として初めての利下げ局面に入ることになる。

カナダ中銀の利下げ予想が9割超、インフレ低下などで=金融市場

Promit Mukherjee

[オタワ 22日 ロイター] - 金融市場で、カナダ銀行(BOC、中央銀行)が24日の政策金利決定で政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げるとの見方が9割を超えた。最近の指標が消費者物価上昇率のさらなる低下や消費支出の鈍化、さえない経済見通しを示していることが背景にある。

今年の利下げ幅は合計で75bpとみられている。

カナダの6月の消費者物価指数(CPI)の前年同月比上昇率は2.7%と、ロイターがまとめた市場予想(2.8%上昇)を下回り、利下げ観測を後押しする内容だった。

カナダ中銀は6月、政策金利である翌日物金利の誘導目標を予想通り0.25%ポイント引き下げ4.75%とした。今回のインフレ局面で利下げに転じるのは主要7カ国(G7)の中央銀行として初めてだった。