〔東京株式〕底ばい=アジア株も安い(25日後場寄り付き)

AI要約

後場の日経平均株価は前日比1159円90銭安の3万7994円95銭で始まり、底ばい状態が続く。アジアの主要株価指数や米株先物の時間外取引も安くなっており、投資家心理の弱さが見られる。

日経平均株価は前引け時に前日比989円66銭安の3万8165円19銭で終了し、米国市場からの売り圧力や円高の影響で大幅続落した。大部分の業種が下落し、株式先物の売りが強まった。

日経平均株価の下落幅が拡大し、銘柄の2割が上昇するものの株価指数は押し下げられている。ハイテク株の売りが指数を抑えている傾向が続いている。

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比1159円90銭安の3万7994円95銭で始まるなど、底ばい状態。アジアの主要株価指数は総じて安く、米株先物の時間外取引も上値が重いなど「世界的に投資家心理の弱さがうかがえる」(大手証券)とされ、後場も買いは強まらない。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比989円66銭安の3万8165円19銭、東証株価指数(TOPIX)は60.29ポイント安の2732.83と、ともに大幅続落。前日の米国市場でハイテク株中心に売りが広がった流れを引き継ぎ、幅広い業種が下落した。為替相場が円高に振れたことも株式先物の売りを誘った。

 70%の銘柄が値下がりし、27%が値上がりした。出来高は10億4427万株、売買代金は2兆5028億円。

 業種別株価指数(33業種)は電気機器、機械、保険業、証券・商品先物取引業などが下落。上昇は空運業、パルプ・紙など。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は続落。出来高1億8604万株。

 【グロース】グロース250は小幅安。グロースCoreは小幅高。

 (10時02分)日経平均株価は一時1000円超下落するなど、下げ幅を広げている。プライム市場全体では2割の銘柄が上昇し、日経平均の構成銘柄も朝方に比べると値上がり数が若干増えているが、日経平均自体は下げ幅が縮まない。「米市場と同様に、半導体などハイテク株が指数を押し下げていることがうかがえる」(大手証券)という。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比630円65銭安の3万8524円20銭と大きく値下がりして始まった。米国株の下落を受けて幅広い業種で売りが先行し、下げ幅を拡大している。