米GM、第2四半期決算が予想上回る 通期見通し引き上げ

AI要約

GMの第2四半期決算は市場予想を上回り、通期利益見通しも上方修正した。

第2四半期の調整後1株利益は市場予想を上回り、売上高も増加した。

GMは電気自動車の生産拡大計画を進めており、中国事業の再編に取り組む。

米GM、第2四半期決算が予想上回る 通期見通し引き上げ

Nora Eckert

[デトロイト 23日 ロイター] - 米ゼネラル・モーターズ(GM)が23日発表した第2・四半期決算は、利益と売上高が市場予想を上回った。通期の利益見通しも今年に入り2度目となる上方修正を行った。価格設定とガソリンエンジン搭載トラックの需要が追い風となっている。

通期の調整後税引き前利益見通しは130億─150億ドル。従来予想は125億─145億ドルだった。

第2・四半期の調整後1株利益は3.06ドルで、LSEGがまとめた市場予想平均の2.75ドルを上回った。売上高は480億ドル。市場予想は455億ドルだった。

純利益は前年同期比14%増の29億ドルとなった。先月のサイバー攻撃で米各地の自動車ディーラーが打撃を受けたが、GMの四半期業績には影響しなかった。

一方、中国事業は1億0400万ドルの損失を計上した。ポール・ジェイコブソン最高財務責任者(CFO)は現地の合弁パートナーと協力して事業再編に取り組んでいくと述べた。

また、同社の幹部は電気自動車(EV)「シボレー・エクイノックス」の生産を拡大しており、今後数カ月で新たなバッテリー駆動モデルを複数発売する予定だと述べた。