決算本格化へ、23日はテスラとアルファベット=今週の米株式市場

AI要約

今週の米株式市場は企業決算に注目が集まっており、特にハイテク株の動向が注目されている。

超大型ハイテク企業の四半期決算発表が始まり、市場に与える影響が注目されている。

投資家は好決算を期待しており、株価の動向にも注目が集まっている。

決算本格化へ、23日はテスラとアルファベット=今週の米株式市場

Lewis Krauskopf

[ニューヨーク 19日 ロイター] - 今週の米株式市場は本格化する企業決算に注目だ。強気の投資家は堅調な内容となることでハイテク株安が食い止められると期待している。

ハイテクセクターはわずか1週間余りで6%近く下落し、時価総額約9000億ドルを失った。ただ、S&P総合500種は1週間強で1.6%のマイナスと、比較的健闘。ハイテク株安は金融、工業、小型株などの急伸に一部相殺された。

今週は23日のテスラとアルファベットを皮切りに、2023年初頭から市場をけん引してきた超大型ハイテク7銘柄「マグニフィセント・セブン」の四半期決算発表が始まる。マイクロソフトとアップルは翌週に予定される。

市場をリードする企業の好決算は超大型株を最近苦しめている割高感といった懸念の一部を和らげる可能性がある。一方で、利益が低迷したり、人工知能(AI)関連支出が予想を下回ったりすれば、今年の株価を押し上げてきたハイテク優位シナリオが試されることになる。

アメリプライズ・ファイナンシャルの市場担当チーフストラテジスト、アンソニー・サグリンビーン氏は「一定の後退を長期的なアロケーションの機会として利用することを投資家に助言している」と話す。同氏は決算発表によってビッグ・テックに対する売り圧力が和らぐ可能性があると考えている。