「ジェンダー平等債」導入検討 滋賀県、格差解消目指す

AI要約

滋賀県の三日月大造知事は男女格差を解消するために「ジェンダー平等債」の導入を検討中で、全国初となる可能性がある。

ジェンダー平等債は投資家から購入し、女性の活躍推進に活用される予定で、具体的な導入時期や方法は未定。

三日月氏は性別による役割分担意識を打破し、女性の活躍を後押しする取り組みを強化すると述べている。

 滋賀県の三日月大造知事は17日、男女格差(ジェンダー・ギャップ)を解消するために「ジェンダー平等債」の導入を検討していると明らかにした。実現すれば全国初という。目的に賛同する投資家らに債券を購入してもらい、女性の活躍推進などに向けた政策に充てることを想定している。

 詳しい導入時期や方法は未定だが、三日月氏は早ければ来年度予算に組み込む意欲を示した。記者会見で「性別役割分担意識が強く残っていることで、女性の活躍の可能性を狭めたり負担を重くしたりしている。それを打ち破り、応援する取り組みにしたい」と述べた。