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英中銀マン委員、利下げには慎重な姿勢-インフレ再加速を警戒
イギリスのインフレが再加速し、サービス価格が急上昇する恐れがあることに警戒感を示すイギリス中央銀行のマン委員。
マン委員はインフレ率が2%を持続的に達成できない要因として、賃金の高い伸びとサービス価格のインフレを指摘。
総合インフレ率は目標の2%に低下したが、マン委員の発言からは利下げに対する抵抗が続いていることが示唆される。
(ブルームバーグ): イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)のマン委員は10日、利下げを支持する用意がまだないことを示唆し、英国のインフレが再加速し、サービス価格が急上昇する恐れがあると警戒感を示した。
MPCメンバー9人の中で特にタカ派寄りのマン氏は、インフレ率が英中銀の目指す2%を持続的に達成できない要因として、根強い賃金の高い伸びとサービス価格のインフレを挙げた。いずれも6%近い伸び率となっている。
マン氏はマンチェスターでの講演で「われわれが目にしたのは不安定な2%だ。年内は2%を上回って推移するだろう。これは私の意思決定にとって重要なことだ」と述べ、サービスインフレの「持続的な減速」を見たいと続けた。
ここ最近のデータによれば、総合インフレ率は目標の2%へと低下したが、マン氏の発言は利下げに対する抵抗を緩める用意ができていないことを示唆した。
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原題:BOE’s Mann Signals Caution on Rate Cuts, Seeing Higher Inflation(抜粋)
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