ECB利下げ、自動操縦ではない-ナーゲル独連銀総裁が現地紙に語る

AI要約

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのナーゲル・ドイツ連邦銀行(中銀)総裁は、利下げが自動操縦ではないと述べた。データに基づき会合ごとにスタンスを慎重に見極めている。

ナーゲル氏はインフレの減速を指摘し、2025年末までに2%の目標に達すると予想。コアインフレ率は依然高いとの見解を示した。

ECBの動きは計画通りではなく、将来に向けて慎重に対応している。インフレやコアインフレ率の推移を注視している。

ECB利下げ、自動操縦ではない-ナーゲル独連銀総裁が現地紙に語る

(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのナーゲル・ドイツ連邦銀行(中銀)総裁は「利下げは自動操縦ではない」と、9日付の独紙ターゲスシュピーゲルに語った。

ナーゲル氏は「入手可能なデータを基に決める。それはつまり毎回の会合でわれわれのスタンスを見極めるということだ」と語り、「引き続き慎重になっている」と続けた。

同氏はまた「インフレは減速しており、遅くとも2025年末時点では目標の2%に達しているだろう」と述べた上で、コアインフレ率はなお「極めて高い」との認識を示した。

原題:ECB Isn’t on Autopilot on Rate Cuts, Nagel Tells Tagesspiegel

(抜粋)

--取材協力:Jana Randow.

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