ECB、段階的な利下げ継続が可能=イタリア中銀総裁

AI要約

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのパネッタ・イタリア中銀総裁は、現行のインフレ低下を損なうことなく、段階的な利下げを継続できると述べた。

パネッタ氏は、マクロ経済の動向がECBの予想と一致し続ければ、政策金利の引き下げが段階的に進む可能性があると指摘した。

過去の利上げが需要、生産、インフレを抑制しており、今後もその傾向が続くと述べたパネッタ氏はハト派として知られている。

ECB、段階的な利下げ継続が可能=イタリア中銀総裁

[ローマ 9日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのパネッタ・イタリア中銀総裁は9日、ECBは現行のインフレ低下を損なうことなく、段階的な利下げを継続することができると述べた。

ローマでの会議で「マクロ経済の動向がECBの予想と一致し続けるなら、インフレが目標に近づくにつれて、政策金利の引き下げは段階的に進められる可能性がある」と指摘。サービス価格の低下がモノの価格低下に遅れるのは当然とし、サービス価格の高止まりを巡る懸念を退けたほか、賃金上昇も緩やかになると予想した。

パネッタ氏は「過去の利上げは依然として需要、生産、インフレを抑制しており、今後数カ月もその傾向が続くだろう」と語った。

パネッタ氏はハト派として知られる。