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ノルウェーの6月コアインフレ率、予想以上に鈍化 クローネ下落
ノルウェー統計局が6月のコアインフレ率を発表。前年比3.4%で前月比は0.2%上昇。
アナリスト予想を下回り、ノルウェークローネが下落。金融政策の見通しは変わらず。
ノルウェー中央銀行は政策金利を据え置き、予想の後ろ倒し。金利見通しは依然緊縮。
[オスロ 10日 ロイター] - ノルウェー統計局が10日発表した6月のコアインフレ率は前年比3.4%と、5月の4.1%から鈍化し、ロイターがまとめたアナリスト予想の3.6%を下回った。
ノルウェー中央銀行の予測は3.6%だった。
これを受け、ノルウェークローネは1ユーロ=11.47クローネから11.50クローネに下落した。
アナリストは「良い」ニュースだが、今回の統計だけで金融政策の見通しが変わることはないと指摘。
中銀は先月、主要政策金利を16年ぶり高水準の4.50%に据え置いたが、利下げ開始時期については2025年と見込み、今年9月としていた従来の予想を後ずれさせた。
ハンデルスバンケン・キャピタル・マーケッツのチーフエコノミスト、マリウス・ゴンショルト・ホフ氏は「ノルウェー中銀が主要政策金利のプランを変更するには、同じような統計がさらに出てくる必要がある」と述べた。
コアインフレ率は前月比では0.2%上昇した。