FRB議長、中銀の独立性擁護 「経済に最良の結果もたらす」

AI要約

パウエル議長は、米連邦準備理事会(FRB)の独立性が米経済にとって最良の結果をもたらすと証明されており、世界の主要中央銀行と共通する取り決めだと述べた。

FRBの独立性は、政治当局からの干渉を受けずに任務を遂行する自由を持つことを意味し、この利点は米連邦議会でも広く理解されていると強調した。

共和党のトランプ前大統領が政権時にFRBの金融政策を非難したことを振り返りつつも、今後の選挙での再選を考慮して独立性の重要性が再び浮上している。

FRB議長、中銀の独立性擁護 「経済に最良の結果もたらす」

Michael S. Derby

[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は9日、議会上院の銀行委員会で行った証言で、中央銀行の独立性は米経済にとって最良の結果をもたらす方法だと実証され、支持されていると述べた。

パウエル議長は、中銀の独立性は世界の主要中銀に共通する取り決めで、政治当局から指示されることなく任務を遂行する自由が与えられていると言及。FRBの独立性の利点は「米連邦議会でかなり広く理解されている」と述べた。

FRBの独立性を巡る問題は、共和党のトランプ前大統領が11月の選挙で返り咲く可能性が取り沙汰される中、再び注目を集めている。トランプ氏は在任中、慣例に反してFRBの金融政策選択をたびたび非難した。