長野のブドウ園など閉園 来年5月、収益改善狙い サッポロビール

AI要約

サッポロビールは、山梨県甲州市のワイン製造拠点と長野市のぶどう園を2025年5月までに閉鎖・閉園することを発表しました。

製造拠点を集約し、ワイン事業の収益改善を目指すとしており、勝沼ワイナリーの設備は岡山ワイナリーに移管される予定です。

従業員については、雇用維持を前提に再配置を検討しているとしています。

 サッポロビール(東京)は10日、山梨県甲州市のワイン製造拠点「グランポレール勝沼ワイナリー」と長野市の「長野古里ぶどう園」を2025年5月までに閉鎖・閉園すると発表した。

 製造拠点を集約し、ワイン事業の収益改善を目指す。

 勝沼ワイナリーの設備は、「岡山ワイナリー」(岡山県赤磐市)へ移管する。製造拠点は1カ所に集約されるが、製造能力は現状とほぼ変わらないという。勝沼ワイナリーは1976年に稼働、ぶどう園は75年に開園し、同社のワイン事業を初期から支えてきた。従業員について、同社は「雇用維持を前提にグループ内での再配置を検討している」と説明している。