国債買い入れ、次回会合で今後1―2年の減額計画を決定へ=日銀

AI要約

日銀は13―14日に開いた金融政策決定会合で、国債買い入れについて、次回7月の決定会合までは3月会合で決めた月間6兆円程度の買い入れ方針に沿って実施することを決めた。

国債買い入れを減額していく方針を示し、市場参加者の意見も確認した上で7月の決定会合で今後1―2年程度の具体的な減額計画を決定するとした。

政策金利である無担保コールレート翌日物の誘導目標は、全員一致で0―0.1%程度で維持することを決めた。

国債買い入れ、次回会合で今後1―2年の減額計画を決定へ=日銀

Takahiko Wada

[東京 14日 ロイター] - 日銀は13―14日に開いた金融政策決定会合で、国債買い入れについて、次回7月の決定会合までは3月会合で決めた月間6兆円程度の買い入れ方針に沿って実施することを決めた。その後は金融市場で長期金利がより自由な形で形成されるよう、国債買い入れを減額していく方針を示し、市場参加者の意見も確認した上で7月の決定会合で今後1―2年程度の具体的な減額計画を決定するとした。

国債買い入れ減額に関する決定は賛成8対反対1。中村豊明審議委員は、国債買い入れの減額の方向性は賛成だが、7月の展望リポートで経済・物価情勢を改めて点検してから決定すべきとして反対した。

政策金利である無担保コールレート翌日物の誘導目標は、全員一致で0―0.1%程度で維持することを決めた。