〔NY外為〕円、156円台後半(11日朝)

AI要約

円相場は様子見姿勢が強まる中、小動きとなっている。

米長期金利の低下により、円買い・ドル売りがやや先行。

市場はFRBの金融政策決定や米消費者物価指数などを注視。

 【ニューヨーク時事】11日午前のニューヨーク外国為替市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を控えて様子見姿勢が強まる中、円相場は1ドル=156円台後半で小動きとなっている。午前9時現在は156円90銭~157円00銭と、前日午後5時(156円99銭~157円09銭)比09銭の円高・ドル安。

 米長期金利の低下を背景に、円買い・ドル売りがやや先行している。ただ、この日から2日間の日程で開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果やパウエルFRB議長の会合後の記者会見での発言、最新の経済・政策金利見通し(ドットプロット)などの内容を見極めたいとの思惑が広がっており、動意に乏しい展開。市場は12日公表の5月の米消費者物価指数(CPI)や13、14両日開催の日銀金融政策決定会合も注視している。

 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0730~0740ドル(前日午後5時は1.0761~0771ドル)、対円では同168円30~40銭(同168円92銭~169円02銭)と、62銭の円高・ユーロ安。