ターボC【1】購入以来21年間愛情を注ぎ込み続けてきた鉄仮面。純正然のスタイルで魅せる本気のチューンド・スカイライン

AI要約

80年代初頭に登場したDR30はターボ時代の幕開けを告げる存在で、「鉄仮面」として親しまれた。

オーナーの情熱が注ぎ込まれたチューンドの1984年式 スカイラインHT 2000ターボ インタークーラー RS-X。

24歳の若きオーナーがカッコいいクルマを求めて入手し、21年間愛情を注いでいる。

ターボC【1】購入以来21年間愛情を注ぎ込み続けてきた鉄仮面。純正然のスタイルで魅せる本気のチューンド・スカイライン

ターボ時代の幕開けといえる80年代初頭に登場したDR30。後期型で採用されたグリルレスのフロントマスクから「鉄仮面」の愛称で親しまれ、最強仕様ともいえるターボRS-Xはインタークーラーで武装。最高出力200㎰以上を発揮した。これをベースにハイレスポンスな走行会スペックに昇華させたマシンがこちら。オーナーの情熱が注ぎ込まれたチューンドだ。 

【1984年式 日産 スカイラインHT 2000ターボ インタークーラー RS-X Vol.1】

低く構えた赤黒2トーンのボディにアドバンレーシングのゴールドホイールが似合い、アンダースポイラーが装着されている。純正然としたDR30スカイライン・ターボインタークーラー RS-X。しかしエンジンに火が入った瞬間、このマシンがかなり手の入った本気のチューンドであることが理解できた。

コツコツと資金を貯めて、24歳の時にこのDR30を入手したというオーナー。カッコいいクルマが欲しかったという単純明快な理由で選んだそうだ。以来、その魅力にどっぷりハマり、21年間ずっと乗り続けているという。

途中でフルチューンのBNR32を入手し2台持ちだった時期もあるが、今はこのDR30に愛情を注ぎ込む。週末のドライブや年に2~3回のサーキット走行を楽しんでいる。

主要諸元 SPECIFICATIONS

1984年式 スカイラインHT 2000ターボ インタークーラー RS-X(DR30)

■エクステリア:ジェネシス製フロントハーフバンバパースポイラー、FRP製ボンネット、180SX用ウインカー、日産純正HIDヘッドライト、純正色オールペイント、ストラットまわりスポット増し、GTウイング(未装着)

■エンジン:FJ20型改2.1L+HKS製GT-SSタービン仕様(320PS)、東名製鍛造ピストン、スプール製コンロッド、HKS製288度カム(加工264度)、亀有製ビッグバルブ/スライドカムスプロケット、ユーティリタス製クランクプーリー、ポート研磨、燃焼室加工(フルサークル)、ウオーターライン追加

■吸排気系:N14パルサー用φ80mmスロットル、、HPI製エアクリーナー、ワンオフサクションパイプ&フロントパイプ、YSガレージ製手曲げ等長エキマニ、R31ハウス製スポーツ触媒、ワンオフφ76.3㎜フルチタンマフラー

■点火系:ダイレクトイグニッション

■冷却系:KOYO製ラジエーター、セトラブ製オイルクーラー

■燃料系:ニスモ製550ccインジェクター、ボッシュ製燃料ポンプ、サード製コレクタータンク

■制御系:HKS製FコンVプロ/ブーストコントローラー

■駆動系:ニスモ製カッパークラッチ、S15用ニスモ6速ミッション、クスコ製RS1.5way(ファイナル3.9)

■サスペンション&操舵系:エンドレス製ZEAL S13用(F)バネレート10㎏/mm、ピロロワアーム、ピロテンションロッド、S14用ラック&ピニオン流用、S15用ナックル (R)バネレート8kg/mm

■ブレーキ:(F)R33タイプM用対向キャリパー+ディクセル製ローター (R)R32GT-R用流用+ディクセル製ローター、ウイルウッド製プロポーショニングバルブ

■タイヤ:ダンロップ ディレッツァZⅡスタースペック (F)235/40R17 (R)255/40R17

■ホイール:アドバンレーシング (F)RGⅢ 17×8.5J +31 (R)RGⅡ 17×9J +22

■インテリア:MOMO製ステアリング(バックスキン)、レカロ製SP-G(運転席)、R33GT-R純正スーペリアシートカバー(助手席)、シュロス製ハーネス、トラスト製追加メーター(ブースト、水温、油温、油圧、燃圧)、永井電子機器製ウルトラタコメーター、PLX製A/Fメーター、GDBインプレッサ用シフトノブ

初出:ノスタルジックスピード vol.024 2020年4月号

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)