日本ではいつ登場!? 2024年注目のスズキ新型「ジムニー5ドア」 実際に乗って触って座って感じた“3ドアジムニー”との違いとは
「ガイキンド インドネシア国際オートショー2024」で新型ジムニー5ドアが注目を集める
インドネシア仕様の価格は日本円に換算すると超高級車であることがわかる
5ドア仕様はボディサイズが拡大され、室内空間にゆとりをもたらす
インドネシア・タンゲランで2024年7月18日~28日の期間、国際モーターショー「ガイキンド インドネシア国際オートショー2024(GIIAS2024)」が開催されました。
インドネシアは、日本車が大活躍する市場のひとつであり、日本車メーカーも積極的な展示とPRを行っています。
そのスズキブースで、日本でも登場が待ち望まれているスズキ「ジムニー5ドア」を発見しました。そこで展示車に触れて、室内空間や使い勝手など3ドアとの違いを探ってきました。
インドネシアでは、1979年よりジムニーが投入されており、時代によっては現地生産されたこともあるなど、根強いファンを持つ市場のひとつとなっています。
現行型ジムニーは、3ドア仕様を2019年7月より導入開始。さらに5ドア仕様も、2024年2月15日に発売されたばかりで、大きな注目を集めています。
それを裏付けるように、モーターショー会場で行われた試乗会でもっとも人気が高かったスズキ車はジムニー3ドア仕様であり、それに5ドア仕様が続く結果となりました。
インドネシア仕様のジムニーは、3ドア仕様及び5ドア仕様ともにモノグレードで、いずれも5速MTと4速ATを設定しています。
5ドア仕様の価格は、MTが4億6200万ルピア、ATが4億7560万ルピア。これを日本円に換算すると、約432万円と約445万円となり、実は、かの地では超高級車なのです。
ちなみに、エスプレッソという安価なコンパクトカーは、1億6910万ルピアと半額以下の値段です。この現実を知れば、ジムニーが安価で買える日本人の幸せをかみしめることができるのではないでしょうか。
現行型の海外向けジムニーは、日本の「ジムニーシエラ」に準じる仕様となっており、パワーユニットについては、自然吸気仕様の1.5リッター直列4気筒DOHCエンジンを搭載しています。インドネシア仕様のエンジン性能を見てみると、最高出力77kW(104.7馬力)/6000rpm、最大トルク138Nm/4400rpmと公表され、日本仕様よりもやや高性能となっています。
5ドア仕様のボディサイズは、全長3965mm×全幅1645mm×全高1720mm。ホイールベースが2590mmとなり、3ドアと比べ、全幅と全高は共通ながら、全長とホイールベースを340mm伸ばしています。このサイズアップが、室内にゆとりをもたらすというわけです。