イラン大統領が初外遊 隣国イラクと関係強化

AI要約

イランのペゼシュキアン大統領が19年ぶりにイラクを訪問し、経済や安全保障面での協力強化や中東情勢を協議する。

ペゼシュキアン氏は国際社会との対話を重視し、外交方針を掲げており、保守強硬派の前政権からの方針転換を図る。

中国、ロシア、新興・途上国との関係強化や中東アラブ圏の近隣諸国との関係改善を急いでいる。

 【イスタンブール時事】イランのペゼシュキアン大統領は11日、隣国イラクを訪問した。

 19年ぶりの改革派大統領として7月に就任したペゼシュキアン氏にとって初の外国訪問。経済や安全保障面での協力強化で合意し、パレスチナ自治区ガザなど中東情勢を中心に協議するとみられる。

 ペゼシュキアン氏は、国際社会との対話を重視する外交方針を掲げている。保守強硬派のライシ前政権が進めた中国やロシア、新興・途上国「グローバルサウス」との関係強化に加え、中東アラブ圏の近隣諸国との関係改善を急ぐ方針を示している。