# 中東情勢

ガザ人口、推計210万人と発表 国連機関、9割が避難生活続ける
3時間前

ガザ人口、推計210万人と発表 国連機関、9割が避難生活続ける

 【ニューヨーク共同】国連人道問題調整室(OCHA)は3日、イスラエル軍による攻撃が続くパレスチナ自治区ガザの現在の人口は約210万人だとする推計を発表した。9割に当たる190万人が避難生活を続けている。戦闘状況に振り回され、複数回の避難を余儀なくされた人も多いと分析した。 昨年

イスラエル軍、ヒズボラ高官殺害 高まる緊張
4時間前

イスラエル軍、ヒズボラ高官殺害 高まる緊張

 【エルサレム共同】イスラエル軍は3日、親イラン民兵組織ヒズボラでレバノン南西部からイスラエルに対するロケット弾攻撃を指揮する高官を殺害した。ヒズボラが報復としてイスラエルへの攻撃を強化し、緊張が一層高まる恐れがある。国際社会は情勢悪化への懸念を強めている。 ヒズボラは昨年10月

歴史的な投票率の低さ 「投票する意味なし」市民の冷たい視線が注ぐイラン大統領選挙
13時間前

歴史的な投票率の低さ 「投票する意味なし」市民の冷たい視線が注ぐイラン大統領選挙

エブラヒム・ライシ前大統領がヘリコプターの墜落事故で死亡したことを受け、6月28日、イランの大統領選挙がおこなわれた。唯一の改革派の候補であるマスード・ペゼシュキアンが1041万票、保守強硬派のサイード・ジャリリが947万票を獲得したものの、いずれも過半数に届いていない。そのため

イスラエル内部に「ハマス統治のまま停戦」説か 米紙報道、ネタニヤフ氏は否定
2024.07.03

イスラエル内部に「ハマス統治のまま停戦」説か 米紙報道、ネタニヤフ氏は否定

(CNN) 米紙ニューヨーク・タイムズはイスラエル当局者らの話として、パレスチナ自治区ガザ地区でイスラム組織ハマスに統治を続けさせたまま停戦に入る案が浮上していると伝えた。イスラエルのネタニヤフ首相は、この考えを否定している。ニューヨーク・タイムズによると、イスラエルの現旧治安当

「ハマス残党」壊滅目指す イスラエル、ガザ各地で攻撃強化
2024.07.02

「ハマス残党」壊滅目指す イスラエル、ガザ各地で攻撃強化

 【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスとの戦闘を続けるイスラエルのネタニヤフ首相は1日、「ハマスのテロリスト部隊を排除する最終段階に進んでいる」と述べた。 その上で、今後は「残党への攻撃」が中心になるとの認識を示した。イスラエル軍はガザ各地で攻撃を強化しており、

ハマス排除「最終段階」 対ヒズボラで北部展開強化も イスラエル首相
2024.07.02

ハマス排除「最終段階」 対ヒズボラで北部展開強化も イスラエル首相

 【カイロ時事】イスラエルのネタニヤフ首相は1日、パレスチナ自治区ガザで続けるイスラム組織ハマスとの戦闘を巡り、「(ハマスの)部隊を排除する最終段階に進んでいる」と語った。 その上で、「残党への攻撃を継続する」と強調した。エルサレムで士官学校生との面会の場で発言した。

国連安保理 7月の議長国はロシア 中東情勢などを協議する会合でラブロフ外相が議長役
2024.07.02

国連安保理 7月の議長国はロシア 中東情勢などを協議する会合でラブロフ外相が議長役

国連安保理の今月の議長国・ロシアは、ラブロフ外相が今月中旬にアメリカ・ニューヨークを訪れ、中東情勢などを協議する会合の議長を務めると明らかにしました。ロシア ネベンジャ国連大使「7月16日と17日の会合はラブロフ外相が議長を務める予定だ」ロシアのネベン

NY原油、2カ月ぶり高値 中東情勢悪化で供給不安
2024.07.02

NY原油、2カ月ぶり高値 中東情勢悪化で供給不安

 【ニューヨーク共同】週明け1日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、指標の米国産標準油種(WTI)の8月渡しが前週末比1.84ドル高の1バレル=83.38ドルで取引を終えた。終値としては4月下旬以来、約2カ月ぶりの高値を付けた。中東情勢の悪化が原油供給に影響を及ぼすとの警戒感

イスラエル治安機関がガザ最大の病院院長ら50人を解放 攻撃の正当性に疑義も
2024.07.01

イスラエル治安機関がガザ最大の病院院長ら50人を解放 攻撃の正当性に疑義も

【カイロ=佐藤貴生】イスラエル有力紙ハーレツ(電子版)などは1日、同国の治安機関シンベトが拘束していたパレスチナ自治区ガザのシファ病院院長らパレスチナ人50人を解放したと報じた。シンベトはイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘開始後、過密状態になった拘束施設の状況を緩和するのが目的だとし、院長は解

イスラエルがハマスと同時にヒズボラにも戦争を仕掛けたがる理由
2024.07.01

イスラエルがハマスと同時にヒズボラにも戦争を仕掛けたがる理由

元英国首相ウィンストン・チャーチルが残した多くの名言の中に、「歴史から学ばない者は、歴史を繰り返して滅ぶ」というものがある。【イアン・パーメーター(オーストラリア国立大学アラブ・イスラム研究センター)】イスラエルがレバノン南部で、レバノンの過激派組織ヒズボラと本格的な戦争に乗り出

イスラエル、イランの「壊滅的な戦争」に「破壊」で対抗=外相
2024.07.01

イスラエル、イランの「壊滅的な戦争」に「破壊」で対抗=外相

[エルサレム 29日 ロイター] - イスラエルのカッツ外相は29日、イスラエル軍が親イラン民兵組織ヒズボラとの戦闘でレバノンに本格的に地上侵攻すれば「壊滅的な戦争になる」と表明したイランに対し、「破壊の脅威をもたらす勢力は破壊するに値する」と対抗した。X(旧ツイッター)

イラン大統領選挙、改革派候補が1位の異変…「経済難に民衆の怒り爆発した」
2024.07.01

イラン大統領選挙、改革派候補が1位の異変…「経済難に民衆の怒り爆発した」

ヘリコプター墜落事故で亡くなったエブラヒム・ライシ前大統領の後任を選ぶイラン大統領補欠選挙で改革派候補が得票率1位を占めた。過半得票には至らず、最終当選者は5日の決選投票で決まる予定の中で、西側メディアは最高指導者ハメネイ師が「政権の安定性を計る尺度」として強調した投票率が史上最低水準だったこ

イラン大統領選、来月5日に決選投票 改革派と保守強硬派が対決へ
2024.06.30

イラン大統領選、来月5日に決選投票 改革派と保守強硬派が対決へ

テヘラン/アブダビ(CNN) イランで28日に投開票された大統領選は、改革派のペゼシュキアン元保健相(69)が最も多くの票を獲得したものの過半数には届かず、2位の保守強硬派、ジャリリ元最高安全保障委員会事務局長との決選投票が7月5日に実施されることになった。選管の発表によると、得

米国が文言調整後も交渉停滞 ガザ停戦案、ハマス反発
2024.06.30

米国が文言調整後も交渉停滞 ガザ停戦案、ハマス反発

 【エルサレム共同】イスラム組織ハマスの幹部ハムダン氏は29日、レバノンの首都ベイルートで記者会見し、米国が文言調整して再提示したとされるパレスチナ自治区ガザの停戦案を巡り「恒久停戦やイスラエル軍撤収が明確に保証されなければ合意できない」と従来の立場を強調した。イスラエルメディアによると、文言

4月のイスラエル攻撃は自制して実施 対米関係は「米大統領選次第」 イラン防衛隊元幹部
2024.06.29

4月のイスラエル攻撃は自制して実施 対米関係は「米大統領選次第」 イラン防衛隊元幹部

イラン革命防衛隊の元幹部、キャナニモガッダム・ホセイン氏が28日までに産経新聞の取材に応じ、イランが4月に行ったイスラエルへの攻撃は「演習のようなものだった」とし、深刻な被害が出ないよう自制したとの見方を示した。また、イランが支援するレバノンの親イラン民兵組織「ヒズボラ」はイスラエルの安全を脅

「一人ひとりの人生を見て」 ガザ取材30年の記者、映画と本を制作
2024.06.29

「一人ひとりの人生を見て」 ガザ取材30年の記者、映画と本を制作

 イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃が続く中、パレスチナを30年以上取材してきたフリージャーナリストの土井敏邦さん(71)が「ガザからの報告」と題した映画と本を制作した。長年の取材でガザの人々の声を集めた土井さん。「一人ひとりの人生を見ずにガザの人たちの痛みを感じることはできない」と

イラン大統領選挙の開票始まる 保守強硬派と改革派の争い
2024.06.29

イラン大統領選挙の開票始まる 保守強硬派と改革派の争い

 イランの大統領選挙の開票作業が始まりました。反米の保守強硬派と、欧米との対話に前向きな改革派の争いです。「(次の大統領には)イランの発展と、子どもたちが安全で健康に暮らせる未来を約束してほしい」(投票した市民) 今回の選挙は事実上、保守強硬派のジャリリ元最高安全保

米、大量の爆弾とミサイル供与 イスラエルに昨年10月以降
2024.06.29

米、大量の爆弾とミサイル供与 イスラエルに昨年10月以降

 【ワシントン共同】ロイター通信は28日、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まった昨年10月以降、バイデン米政権がイスラエル政府に少なくとも1万4千発のMK84無誘導爆弾や3千発のヘルファイア空対地ミサイルなどを供与したと報じた。 同月以降のイスラエルへの軍事支援は65億ド

イラン大統領選、改革派に勢い 7月の決選投票入り濃厚
2024.06.29

イラン大統領選、改革派に勢い 7月の決選投票入り濃厚

 【テヘラン時事】イランで28日、大統領選が行われた。 中ロに接近して欧米と対立する保守強硬派に、西側諸国との融和を掲げる改革派が挑む構図とされてきたが、最新の情勢調査では改革派が勢いを増している。選挙結果はイランの外交に影響を及ぼし、中東情勢や国際社会との関係も左右しそうだ。<

3候補接戦のイラン大統領選投票、反米保守強硬路線の継続が焦点
2024.06.28

3候補接戦のイラン大統領選投票、反米保守強硬路線の継続が焦点

 イラン大統領選は28日、全国の投票所で投票が始まった。保守派2人と改革派1人が三つどもえの接戦となっており、反米保守強硬派の政権の外交姿勢が継続するかどうかが焦点。2021年の前回大統領選で過去最低だった投票率がどれほど伸びるかも注目される。 候補者4人のうち、有力なのは保守派