シリアに空爆 18人死亡 イスラエル軍が関与か
シリアでイスラエル軍による空爆があり、化学兵器の製造施設が標的となった可能性が指摘される。18人が死亡し、37人が負傷。
イランの専門家が関与していたと報じられる施設を狙った可能性が高いが、イスラエルは関与を明言していない。シリア外務省は非難声明を出す。
イランは被害施設への関与を否定するが、シリア経由でヒズボラなどに武器供給する可能性が指摘されている。
中東・シリアでイスラエル軍によるとみられる空爆があり、18人が死亡しました。化学兵器の製造施設が標的となった可能性が指摘されています。
シリアの国営通信はイスラエル軍が8日に、シリア中部ハマ近郊を空爆したと報じました。防空システムが一部のミサイルを撃ち落としましたが、18人が死亡し、37人がけがしたということです。
ロイター通信は情報筋の話として、標的は化学兵器を製造するための軍事施設で、兵器製造に携わるイランの専門家が滞在していたと報じています。
イスラエルは空爆への関与を明らかにしていませんが、シリアの外務省は「非道な侵略行為」として非難する声明を出しました。
イランは、シリアを経由してレバノンを拠点とするヒズボラなどに武器を供給していると指摘されていますが、イランの外務省は被害があった施設との関わりを否定しています。(ANNニュース)