金融政策枠組み、見直しへ 物価高「一時的」を反省 米FRB議長

AI要約

米FRBのパウエル議長はジャクソンホール会議で、年内に金融政策枠組みの見直し作業を始めることを表明。

改定に際しては、批判や新たな提案を受け入れる姿勢を示した。

コロナ禍で進んだ高インフレが一時的ではなかったことを認め、当時の認識について弁明。

 【ジャクソンホール時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は23日、西部ワイオミング州で開かれている「ジャクソンホール会議」で講演し、政策運営の指針となる現行の「金融政策枠組み」について、年内に見直し作業を始めると明らかにした。

 改定に際して、「批判や新たな提案を受け入れる」と述べた。

 パウエル氏は、コロナ禍で進んだ高インフレは「一時的」としていた当時のFRBの認識は、大半の主要エコノミストや他の中央銀行当局者とおおむね共有されていたと弁明。ただ、結果として「一時的ではなかったことが明らかになった」と認めた。