トランプ氏暗殺未遂容疑者、SNSでウクライナ・民主主義に言及

AI要約

米南部フロリダ州のゴルフ場でトランプ前大統領を銃撃しようとした男が拘束された。

容疑者はハワイ州在住のライアン・ウェズリー・ラウスと特定され、SNSアカウントではウクライナ支援や選挙に関する投稿が見られた。

容疑者の息子は父親がこのようなことをするとは思えず、捜索が行われる中、事件の詳細が明らかになりつつある。

トランプ氏暗殺未遂容疑者、SNSでウクライナ・民主主義に言及

Gram Slattery David Lawder

[16日 ロイター] - 米南部フロリダ州のゴルフ場で15日、大統領選の共和党候補トランプ前大統領を銃撃しようとしたとして男が拘束された。

ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙とFOXニュース、CNNは警察当局者の話として、容疑者はハワイ州在住のライアン・ウェズリー・ラウス(58)と特定した。

ロイターはⅩとフェイスブック(FB)、リンクトインでライアン・ラウスという人物のアカウントを発見したが、容疑者のものかは確認できていない。当局はコメントを控え、FBとX上のプロファイルへのアクセスは事件の数時間後に削除された。

交流サイト(SNS)の3つのアカウントからは、この人物がロシアに対する戦争でウクライナを強く支持していたことがうかがえる。ウクライナ側で戦う兵士の募集を支援しようとしたとみられる投稿も複数見られた。

2020年にはXへの投稿で、大統領選の民主党候補指名を争っていたサンダース上院議員に支持を表明し、バイデン氏を「寝ぼけたジョー」とやゆしていた。

今年にはバイデン大統領の選挙戦について「KADAF(米国を民主的で自由に保とう)」のような名前にすべきで、トランプ氏は「MASA(米国人を再び奴隷にする)主人」と呼ぶべきなどとXに投稿。「民主主義が投票にかけられており、負けるわけにはいかない」と書き込んだ。

ラウス容疑者の息子はロイターの電話取材に対し「何も知らない」と答え、父親がこのようなことをするとは思えないと語った。

シークレットサービスと国土安全保障省は15日夜、ノースカロライナ州グリーンズボロで容疑者が以前に住んでいた住宅を捜索した。