「キスをするな」ファストフード店の従業員が、客のゲイ男性に集団暴行。動画が拡散、米

AI要約

米ワシントンD.C.にあるハンバーガーチェーン店で、同性愛者の男性客が従業員たちから集団暴行を受ける事件が発生。被害者は重傷を負い、SNSでの拡散もされた。

暴行は店内での料理の提供が遅かったことから始まり、パートナーとのキスをきっかけに従業員が干渉。最終的に従業員が被害者に暴行を加えた。

事件後、シェイク・シャックは暴行に関与した従業員を停職し、警察も捜査に乗り出している。

「キスをするな」ファストフード店の従業員が、客のゲイ男性に集団暴行。動画が拡散、米

米ワシントンD.C.にあるハンバーガーチェーン店で、同性愛者の男性客が、従業員たちから集団で暴行を受ける事件が起こった。 被害者の男性は、脳震とうや打撲などの重傷を負った。暴行の様子はSNSで拡散されている。

事件は8月17日、ホワイトハウス近くのデュポン・サークル地区にあるバーガー店「シェイク・シャック」で起こった。

米NBCニュースによれば、被害者の男性は当時、パートナーの男性や友人たちと一緒に、店で注文した商品の受け取りを待っていた。しかし、料理の提供が遅く、注文から「45分くらいかかっていた」という。

男性が「料理はまだか?」と尋ねると、従業員は攻撃的な口調で言い返してきたそう。

その後、被害者男性のパートナーが男性の気分を落ち着かせるため、軽いキスをした。それを見た従業員が、キスをやめるよう干渉してきたという。

これに対し、パートナーの男性は「何も悪いことをしていない」と従業員に反論。すると、従業員は男性のパートナーを店の外に連れ出した。

その後、2人の言い争いを止めようと間に入った被害者男性に対し、複数の従業員が集団で暴行を加えたという。

SNSで拡散された映像には、複数の従業員が男性に殴る蹴るなどの暴行を加える様子が映っている。投稿には、「絶対に許せない」などといった、従業員に対する強い批判の声が寄せられている。

後日、米シェイク・シャックは声明を発表。事件を「非常に深刻に受け止めている」といい、暴行に関与した従業員は停職中だと明かした。同社は、当局の捜査に全面的に協力し、「適切な措置を講じる」という。

警察は現在、暴行やヘイトクライムの容疑で捜査にあたっている。

デュポン・サークル地区は、ワシントンD.C.でLGBTQフレンドリーな地域として知られている。