朝ドラで「ゲイ役」 俳優・水越とものり、出演に感謝 「これから生まれてくるLGBTの子供達の為にも」

AI要約

女優の伊藤沙莉がNHK連続テレビ小説「虎に翼」の第103話に出演した俳優・水越とものりが感謝の気持ちと今の思いをつづった。

水越はオープンリーゲイ俳優として活躍し、朝ドラでの出演について誇りを感じている。

彼は自身の人生と朝ドラの物語を重ねながら、オープンに生きることの重要性やLGBTの子供たちへの思いを綴った。

朝ドラで「ゲイ役」 俳優・水越とものり、出演に感謝 「これから生まれてくるLGBTの子供達の為にも」

 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)21日放送の第103話に出演した俳優・水越とものり(41)が同日、自身のX(旧ツイッター)を更新。出演を経て、感謝と今の思いを記した。

 水越は性自認を公にしている「オープンリーゲイ俳優」として活躍。今年4月期のTBS金曜ドラマ「9ボーダー」にも出演していた。

 この日放送の「虎に翼」では、ゲイカップル役として出演。水越は「9ボーダーに続き今年2度目 誇りに思います」と感慨深げに投稿。「長い歴史を持つ朝ドラに当事者役で初出演する事になるとは想像もしていなかったです」とつづった。

 朝ドラ出演について「小さな役ではありましたが僕の人生にとっては大きな仕事でした」とし、「そして劇中語られる物語も心に響くものばかりで“無かったことになる”=存在していないと同じ」と回顧。「僕も最後おじいちゃんになった時“幸せだった”と言いたい」と自身の人生に重ね、「愛を証明する方法はいくらでもあると思いますが重要なのは“選択”という自由。得られる権利がそこにあるかないかでは全然意味が違う。だからこそ僕はこれからもオープンに生きていきたいと思う」と主張。「これから生まれてくるLGBTの子供達の為にも僕には世界を変える力はないけど、これくらいの事なら頑張れる。そして今回の様にLGBTが登場するドラマがもっと増える事を願っています」と決意を新たにした。