BTSシュガ防止法…電動キックボード・スクーター飲酒運転処罰強化推進

AI要約

BTSのSUGAさんの飲酒運転容疑に端を発し、電動キックボード・スクーターの飲酒・無免許運転を防ぐ法案が提案された。

提案された法案には、飲酒運転に対する処罰基準の改正やPMの最高速度の引き下げなどが含まれている。

交通事故の増加や未成年者の無免許運転への対策も講じられ、警戒心の向上が図られることが期待される。

BTSシュガ防止法…電動キックボード・スクーター飲酒運転処罰強化推進

電動スクーター飲酒運転容疑が持たれているボーイズグループBTS(防弾少年団)のSUGA(シュガ、本名ミン・ユンギ)さん(31)の事例などで安全関連の警戒心が高まっている中で、電動キックボード・スクーターの飲酒・無免許運転を防ぐための法案が発議された。

22日、国会などによると、共に民主党の林昊宣(イム・ホソン)議員は個人型移動装置(PM、パーソナルモビリティ)飲酒運転に対して自動車の飲酒運転と同一の処罰を適応する道路交通法一部改正法律案を最近代表発議した。

安全な運行のためにPMの最高速度を現行の時速25キロから20キロに下げる案も改正案に含まれた。

現在はPM飲酒運転が摘発されれば20万ウォン以下の罰金や拘留または過料に処する。自動車飲酒運転の処罰程度は血中アルコール濃度により、最低では1年以下の懲役または500万ウォン(約54万円)以下の罰金、最高では2年以上5年以下の懲役または1000万ウォン以上2000万ウォン以下の罰金だ。

林議員は「PM飲酒運転による社会的被害が増加していて、自動車飲酒運転の場合、取り締まり回数が多いほど、血中アルコール濃度が高いほど刑事処罰刑量が高まる点を考慮すると、現行法上PM飲酒運転は重大さに比べて処分が軽い」とし、法改正が必要だと明らかにした。

李炳鎮(イ・ビョンジン)民主党議員はPMレンタル事業者からPMをレンタルする際、事業者は利用者の運転資格確認を義務化して、これに反する場合、500万ウォン以下の過怠金を賦課する内容の道路交通法改正案を代表発議した。

李議員は「現行法上、電動キックボードなどPMは少なくとも原動機付自転車免許以上を保有していないと運転することはできないが、免許のない子どもたちが共有プラットフォームを通じて運転する場合が発生する」とし「これはPMレンタル事業者が義務的に運転者の運転資格を確認しないため」と指摘した。

李春錫(イ・チュンソク)民主党議員は原動機付自転車の無免許運転に対する処罰水準を「30万ウォン以下の罰金または拘留」から「100万ウォン以下の罰金または拘留」に上方修正する内容の道路交通法改正案を代表発議した。

李議員は「自動車無免許運転に対する処罰が1年以下の懲役または300万ウォン以下の罰金であることと比較すると、原動機付自転車の無免許運転は処罰水準がはるかに低い」としながら「道路で衝突事故が発生した場合、無免許運転の危険性と違いが大きくない点などを考慮し、処罰水準を高めて警戒心を喚起したい」と明らかにした。

警察庁と韓国道路交通公団の統計によると、最近5年間(2019~2023年)でPMが加害車両である交通事故は合計7854件発生し、87人が死亡して8665名が負傷した。事故は毎年増える傾向だ。

警察から取り締まりを受けたり摘発されたりしたPM飲酒運転は2022年8238件、2023年7037件であり、最近2年間で年平均250件の飲酒交通事故が起きて合計4人が死亡して550人がけがをした。

最近5年間で原動機付自転車による交通事故は飲酒交通事故751件を含めて合計1万788件と集計された。これによる死亡者は226人、負傷者は1万3481人だ。