西側はロシアと「直接」戦争、長距離攻撃容認なら プーチン氏が警告

AI要約

プーチン大統領は、ウクライナに供与された長射程兵器に対する攻撃を受ければ、西側諸国との直接戦争を警告している。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、米国製と英国製のミサイルを利用した攻撃を要請しており、ロシアはこの決定がNATO加盟国を巻き込むリスクを指摘している。

具体的な対抗措置については言及していないが、紛争の性質が大きく変化する可能性がある。

西側はロシアと「直接」戦争、長距離攻撃容認なら プーチン氏が警告

Andrew Osborn Guy Faulconbridge

[12日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は12日、西側諸国がウクライナに供与した長射程兵器でロシアに対する攻撃を認めれば、西側諸国はロシアと直接戦うことになると警告した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、米国製の長距離ミサイル「ATACMS」や英国製巡航ミサイル「ストームシャドー」などを利用した攻撃を容認するよう西側諸国に要請している。

プーチン氏はこれについて、ミサイルの飛行経路のプログラミングなどは北大西洋条約機構(NATO)の軍人が行うことになるため、ウクライナに長距離ミサイルを供与している国が直接戦争に引きずり込まれることになると警告。「決定が下されれば、米国、欧州諸国を含むNATO加盟国がウクライナ戦争に直接関与することになる」とし、これにより「紛争の本質そのものが大きく変化する」と述べた。

ただ、ロシアが具体的にどのような対抗措置をとるかは明らかにしなかった。