衝突の瞬間 伊勢崎3人死亡事故 男逮捕…事故前に「飲酒」か

AI要約

トラックが対向車線にはみだし、乗用車2台に衝突する事故が起き、2歳の男の子ら家族3人が亡くなる。トラック運転手は飲酒運転の疑いで逮捕される。

事故の瞬間がドライブレコーダーに記録されており、トラックが急加速・急ハンドルで60キロ制限の道路を約90キロで走行し、事故を引き起こす。

事故がゴールデンウィークの最終日に発生し、事故前にトラックの異変を感じる車がいた。被害者はレジャー施設から帰る途中の家族であり、3人が犠牲となった。

衝突の瞬間 伊勢崎3人死亡事故 男逮捕…事故前に「飲酒」か

トラックが対向車線にはみだし、車に衝突する様子が映像に──。今年5月、群馬県伊勢崎市でトラックが乗用車2台に衝突し、2歳の男の子ら家族3人が亡くなる事故が起きました。20日、トラック運転手の男が逮捕され、男は飲酒していたとみられています。

事故の瞬間が、ドライブレコーダーにとらえられていました。

トラックが見通しのいい道路を、まっすぐ走っていきますが──

「わー危ない! やば!」

突然、対向車線にはみ出し、乗用車2台に衝突して止まりました。

事故があったのは今年5月、群馬県伊勢崎市の国道17号です。

現場には、トラックとガードレールの間で押しつぶされた、白い乗用車が……。

この車に乗っていた塚越寛人さん(26)と湊斗ちゃん(2)、湊斗ちゃんの祖父・正宏さん(53)の3人が亡くなりました。

トラックを運転していたのは、鈴木吾郎容疑者(69)。事故後に入院していましたが、退院したことや、ドライブレコーダーの解析結果などから、20日、危険運転致死傷の疑いで逮捕されました。

事故後、鈴木容疑者からは、基準値以上のアルコールが検出されたといいます。

事故があった日は、ゴールデンウイークの最終日。塚越さんら家族は、埼玉県内のレジャー施設から帰る途中でした。

鈴木容疑者が運転するトラックの後ろを走行し、事故を目撃した人は、事故の前、“異変”を感じていたといいます。

事故を目撃した男性

「急に速度が上がったり下がったりしていたので…このトラックいやな感じだなというのがあって、後ろで様子を見とこうと」

そして、事故直前の速度については…

事故を目撃した男性

「アクセル踏んでも、全然追いつかないイメージだったので。あの縁石をそんな簡単に飛び越すのかって。弾みをつけてとんでいってしまった感じだったので、向こう側にいた車も…本当に逃げようがない」

時速60キロ制限の道路にもかかわらず、約90キロは出ていたとみられるトラック。急加速・急ハンドルなどを行って、事故を起こしたとみられています。