猛暑の中、お母さん元気?…韓国で注目「親への安否メッセージ」

AI要約

熱中症や災害の危険性が高まる中、地方自治体が親への安否確認を呼びかける安全案内メッセージが注目を集めている。

行政安全省が昨年からキャンペーンを展開し、自治体に要請しているこのフレーズは、高齢者や一人暮らしの人々を特に対象としている。

家族からの直接電話での安否確認が最も効果的であるとされ、地域の自発的な防災団体も積極的に取り組んでいる。

猛暑の中、お母さん元気?…韓国で注目「親への安否メッセージ」

【08月21日 KOREA WAVE】猛暑が続く中、地方自治体が送る安全案内メッセージの「親への安否確認を」の一文が、韓国のネットユーザーの間で注目されている。最近では、「災害メッセージを見て別居中の親に電話をかけた」「暑いけれど心温まる言葉だ」「このフレーズは誰が、なぜ入れたのか」といった反応が見られる。

行政安全省は昨年5月に始めたキャンペーンの一環として、この「親への安否確認」のフレーズを地方自治体に反映させるよう要請している。実際に、フレーズの内容は自治体の裁量に委ねられているものの、多くの自治体がこの呼びかけを安全案内メッセージに盛り込んでいる。

ソウル市の担当者は「一人暮らしのお年寄りが熱中症で亡くなるケースもあり、親の安否を確認するために政府の指導に基づいてこのフレーズを追加している」と説明している。2023年の統計によると、熱中症患者2818人のうち60.5%が50歳以上で、高齢者が安全面で特に脆弱であるとされる。夏季の猛暑対策として、一人暮らしのお年寄りや社会的弱者に対し定期的に安否確認の電話をかけ、訪問して安全を確認することが奨励されている。

同省関係者は「町長や地域の自発的な防災団体が安否確認をしているが、家族が直接電話をかけて確認することに勝るものはないと現場で言われている」と述べた。具体的なデータはないものの、家族からの電話が大きな助けになるという。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News