ベラルーシ、兵力の3割強を国境近くに配置=大統領

AI要約

ベラルーシのルカシェンコ大統領が国境近くに兵力の約3分の1を配置したと発表。

配置はウクライナの同様の動きに対応したもので、戦争への備えと述べられた。

ウクライナ側は国境情勢の変化を否定し、ベラルーシの兵力増加は見られないとコメント。

ベラルーシ、兵力の3割強を国境近くに配置=大統領

[18日 ロイター] - ベラルーシのルカシェンコ大統領は18日、同国は兵力の約3分の1を国境近くに配置したと明らかにした。ウクライナがベラルーシとの国境近くに12万人余りの兵力を配置したことに対応したと話した。国営ベルタ通信が報じた。

ルカシェンコ氏は「彼ら(ウクライナ)の強気な政策を見た上で、われわれは戦争に備えて国境全体に沿って特定の場所に兵力を配置した」と述べた。

これに対しウクライナ国境警備隊のデムチェンコ報道官は18日、オンライン新聞ウクラインスカ・プラウダに、ベラルーシとの国境を巡る情勢は変わっていないと指摘。「わが国の国境付近におけるベラルーシの武器や兵力が増加した形跡は見られない」と語った。

ルカシェンコ氏は国境近くに配置した正確な兵力数には言及しなかった。