ウクライナ軍、露クルスク州にある橋を“破壊” 映像を公開

AI要約

ウクライナ軍がロシア・クルスク州にある橋を破壊したとする映像を公開。

橋はロシア軍の補給路に使われており、ロシア外務省はアメリカ製の兵器の使用を指摘。

新たな橋が架けられる一方、破壊された橋の復旧担当者が犠牲になるという出来事も発生。

ウクライナ軍は16日、国境を接するロシア・クルスク州にある橋を破壊したとする映像を公開しました。

AP通信などによりますと、ウクライナ軍は16日、国境を接するロシア・クルスク州を流れるセイム川にかかる橋を攻撃し、破壊したとする映像を公開しました。この橋は、ロシア軍が前線への補給に使用していました。

ロシア外務省のザハロワ報道官はSNSで、「攻撃にはおそらく、アメリカ製の高機動ロケット砲システム『ハイマース』が使われた」と指摘した上で、「橋は完全に破壊され、避難する民間人を援助していたボランティアが死亡した」と批判しています。

一方、ロイター通信によりますと、この橋からおよそ2キロメートル離れた地点でも別の橋が破壊され、その直後に新たな橋が架けられているのが確認されたということです。

衛星写真を比較すると、15日にはウクライナ軍の攻撃により橋がなくなっていましたが、翌日の写真では新しい橋が架けられている様子が確認できました。新たな橋を誰が造ったかは分かっていませんが、ロシア軍とウクライナ軍はいずれも、橋を架設するための車両を運用しているということです。