パキスタンでエムポックス感染確認、UAEからの入国者

AI要約

パキスタンでエムポックス(サル痘)の感染者が確認され、ウイルスの種類は不明。感染者は隔離されており、さらなる調査が行われている。

世界保健機関(WHO)がアフリカのコンゴを中心にエムポックスの感染が広がっている状況を国際的に懸念し、公衆衛生上の緊急事態と宣言した。

他の国でもエムポックスの感染が確認され、新種の感染がスウェーデンで報告されるなど、感染拡大の兆候が見られる。

Mushtaq Ali

[ペシャワール 16日 ロイター] - パキスタンでエムポックス(サル痘)の感染者が確認された。北部カイバル・パクトゥンクワ州の保健省が16日に明らかにした。

アラブ首長国連邦(UAE)から入国時にウイルスが検出されたという。

世界保健機関(WHO)は14日、アフリカのコンゴ(旧ザイール)から近隣諸国にエムポックスの感染が拡大していることを受け、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。

パキスタンでは以前にもエムポックスの感染者が確認されている。今回のケースに関してウイルスの種類は現時点で分かっていない。

患者3人のうち2人は感染が確認され、3人目については確認のため首都イスラマバードの国立衛生研究所に検体が送られたという。全員が隔離されている。

15日にはスウェーデンでエムポックスの新種の感染が確認され、アフリカ外での感染拡大の兆候が初めて示されていた。

コンゴでは2023年1月に現在の流行が始まって以降、子どもを中心に2万7000人が感染、1100人以上が死亡している。