“エムポックス”がコンゴ民主共和国を中心に拡大 WHOが「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」宣言
WHOはアフリカ中部で急速に広がる「エムポックス」について、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態を宣言しました。
感染者の報告が世界各地で相次ぎ、日本国内でも初の患者が確認されています。
エムポックスはウイルス感染症であり、コンゴ民主共和国では1万5千人以上の感染が報告されています。
WHO=世界保健機関はアフリカ中部で急速に広がる「エムポックス」について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。
WHOのテドロス事務局長は14日、アフリカ中部のコンゴ民主共和国を中心に拡大するエムポックスについて、今後アフリカ以外にも広がる可能性があるとして、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。
エムポックスをめぐっては、2022年にも欧米を中心に感染者の報告が相次ぎ、緊急事態が宣言されています。
WHOによりますと、今年に入りコンゴ民主共和国で1万5千人以上の感染が報告され、500人以上が死亡しています。
日本国内でも2022年に初の患者が確認され、これまでに248人の感染が報告されています。
エムポックスは、「サル痘」から名称が変更されたウイルス感染症です。