ザポロジエ原発で火災 ウクライナ、ロシア双方が非難

AI要約

ウクライナ南東部のザポロジエ原子力発電所で火災が発生し、バリツキー氏とゼレンスキー大統領の間で非難の応酬が行われている。

火災は完全に鎮火し、IAEAは放射線量や安全性に異常がないとしている。

ロシアが火災を起こしたとの指摘と、ウクライナ軍の攻撃が原因だとの主張が行われており、状況は混迷している。

 ウクライナ南東部のザポロジエ原子力発電所で11日、火災が発生した。

 AFP通信が伝えた。ザポロジエ州の親ロシア派トップのバリツキー氏は12日、「完全に鎮火した」とSNSに投稿した。国際原子力機関(IAEA)は、放射線量に異常はなく、安全性への影響も報告されていないとしている。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は「(ロシアが)火災を起こした」とSNSで指摘した。一方、バリツキー氏はウクライナ軍の攻撃が原因だと主張し、双方は非難の応酬を繰り広げている。ロシアは侵攻開始後間もない2022年3月、ザポロジエ原発を占領した。