【台湾】２Ｑのシリコンウエハー出荷、前期比７％増
AI要約
国際半導体製造装置材料協会（ＳＥＭＩ）によると、2024年第２四半期のシリコンウエハーの世界出荷面積は30億3,500万平方インチで前四半期比7.1%増。需給の改善と半導体市場の拡大により回復を示す。
12インチウエハー出荷が8%増と好調で、データセンターやＡＩ関連製品の需要がけん引。半導体メーカーの新工場建設や生産拡大も進む。
半導体市場が1兆米ドル規模に拡大する見込みで、その需要増に伴いシリコンウエハーも増加すると予想される。
国際半導体製造装置材料協会（ＳＥＭＩ）によると、2024年第２四半期（４～６月）のシリコンウエハーの世界出荷面積は前四半期比7.1％増の30億3,500万平方インチで、ここ４四半期で最多となった。前年同期比では8.9％減少した。
ＳＥＭＩは「シリコンウエハー市場は、データセンターや生成人工知能（ＡＩ）に関する製品の強い需要にけん引される形で回復している」と分析。「市場の回復状況は用途ごとで一様ではないが、ウエハーサイズ別では、第２四半期の12インチ（約300ミリメートル）ウエハー出荷量は前四半期比８％増と最も好調だった」と指摘した。
半導体メーカーで相次ぐ新工場建設や生産量拡大にも言及し、半導体市場が長期的に１兆米ドル（約146兆5,900億円）規模に拡大するのに伴い、シリコンウエハーの需要も必然的に増えていくとの考えを示した。
