「Chrome」に3つの新機能、デスクトップ版でも「Googleレンズ」の画像検索など

AI要約

Googleは、Geminiモデルを活用した3つの新機能をChromeに追加し、閲覧体験を向上させる。

新機能には、デスクトップ版でもGoogleレンズの検索が可能になる機能や、タブ比較機能、履歴に関する質問ができる機能が含まれる。

これらの機能はChromeユーザーに順次展開される予定で、ユーザーの日常的な問題解決に役立つ。

「Chrome」に3つの新機能、デスクトップ版でも「Googleレンズ」の画像検索など

 生成AIは、スマートフォン、検索エンジン、スマートホームデバイスなど、さまざまなものに新たな体験をもたらしてきた。そして今、この技術は最も人気の高いブラウザー、「Google Chrome」の刷新に役立っている。

 Googleは米国時間8月1日、「Gemini」モデルを活用した3つの新機能をChromeに追加すると発表した。これらの機能は、閲覧体験を向上させ、ユーザーが日常的に直面する可能性のある現実的な問題を解決するのに役立つ。

 以下にその概要をまとめた。

1.デスクトップ版でもスマホのように「Googleレンズ」の検索が可能に

 デスクトップ版Chromeでも、モバイル版のように「Googleレンズ」を使ってウェブの画像などを検索できるようになる。ウェブで見つけたものについて、表示中のページを離れることなく選択して検索、質問ができる。

 アドレスバーのGoogleレンズアイコンを選択し、検索したい対象をクリックすると、視覚的に近い検索結果がサイドパネルに表示される。

 その後、マルチ検索機能を使って検索を絞り込むことも、追加の質問をすることも可能だ。質問の内容によっては、AIによる概要が表示されることもある。

 この機能は今後数日の間に、世界中のChromeユーザーを対象に順次展開される。

2. タブ比較機能でショッピングを容易に

 商品を購入する際、最適なものを見つけるために、複数のタブを開いてさまざまな小売業者のサイトを訪れ、レビューや価格、ウェブサイト、色などを調べることがある。この作業を支援するために、Googleは複数のタブからAIが生成した商品概要を表示する、新たなタブ比較機能をChromeに追加する。

 Chromeは、価格、仕様、レビュー、機能などの情報を複数のタブから取得し、新しいタブに表示できるようになる。この機能は今後数週間のうちに米国のChromeユーザーに提供される予定だ。

3. 閲覧履歴について自然な質問が可能に

 ウェブ上で何か興味深いものを見つけたことを覚えていても、正確な場所が分からないことがある。そのような時にはブラウザーの履歴から、そのサイトを探すこともあるだろう。間もなく、Chromeに履歴に関する質問ができるようになる。

 Googleは、会話形式で質問できる機能をChromeに追加することで、最近訪問したサイトを見つけるのを支援する。例えば「先週見たアイスクリームショップは何だっけ?」と尋ねることが可能になる。

 シークレットモードでの閲覧データは対象外となる。また、この機能はオプトイン方式で、設定でオン/オフを切り替えられる。この機能は今後数週間のうちに、米国のChromeユーザーに提供される予定だ。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。