AI用半導体のセレブラス、米国でのIPOを非公開の形で申請

AI要約

人工知能向け半導体メーカーのセレブラス・システムズが米国での新規株式公開を非公式に申請した。

セレブラスはエヌビディアに挑む準備をし、AI関連株への投資意欲を読み取る試金石となる。

セレブラスは有力投資家から支援を受けており、エヌビディアに競争上の脅威をもたらす可能性がある。

AI用半導体のセレブラス、米国でのIPOを非公開の形で申請

[1日 ロイター] - 人工知能(AI)向け半導体メーカーのセレブラス・システムズが、米国での新規株式公開(IPO)を非公式の形で当局に申請した。同社は、AI向け半導体で圧倒的なシェアを握るエヌビディアに挑む準備を整えている。

セレブラスはAIへの投資が活況な局面でIPOに踏み切った。ただ同社は、エヌビディアからの競争上の脅威を巡り、疑念を抱かれる可能性がある。エヌビディアの時価総額は一時、マイクロソフトを抜いて世界首位となった。

セレブラスのIPOはまた、AI関連株への投資意欲を読み取る試金石となりそうだ。AIへの過剰な投資を巡る懸念から、一部の投資家は過去1カ月で投資対象をハイテク株からバリュー株に移している。

セレブラスは、アブダビ・グロース・ファンドやコーチュー・マネジメントといった有力投資家から支援を受けている。