米ロシアが大規模身柄交換か 政府専用機出発の情報も

AI要約

ロシアと米国が記者らの身柄交換準備を進めていると報じられており、ロシア政府専用機が使用される可能性もある。

身柄交換が米ロだけでなく、ベラルーシや欧州の国々も関与している可能性がある。

交換の対象は米国籍保持者やロシア人の野党指導者などであり、実現すれば2022年以来の大規模な交換となる。

 ロシア独立系メディア「メドゥーザ」などは1日、ロシアと米国が両国で拘束中の記者らの大規模な身柄交換に向けて準備を進めていると報じた。かつて米ロの身柄交換で使用されたロシア政府専用機がモスクワの空港を出発したとの情報もあり、早ければ1日中に交換が完了するとの見方が出ている。

 身柄交換は米ロだけでなく、ロシアの同盟国ベラルーシや欧州のドイツやスロベニアも関係している可能性がある。

 対象とされるのはほかに人権活動家、治安当局者ら。ロシアで収監中のポール・ウィラン元米海兵隊員やウォールストリート・ジャーナルのエバン・ゲルシコビッチ記者ら米国籍保持者のほか、ロシア人の野党指導者や人権活動家らが取り沙汰されている。米国側からは収監中のロシア治安当局者ら。モスクワ・タイムズはロシア側からの引き渡し規模は政治犯や記者ら20~30人規模になるとの消息筋の見方を伝えた。

 身柄交換が実現すれば、ロシアで服役中だった米女子プロバスケ選手と米国で服役中だったロシアの元軍人が釈放された2022年12月以来とみられる。