井山裕太王座、藤井聡太名人 関西囲碁将棋記者クラブ賞を受賞

AI要約

第32回関西囲碁将棋記者クラブ賞で井山裕太王座と藤井聡太名人が選ばれた。井山は4年連続16回目の受賞で、藤井は4年連続4回目の受賞だ。将棋の藤本渚五段も特別賞を受賞した。

井山は碁聖との2冠を守り、藤井は史上初の8冠全制覇を達成した。藤本五段は51勝、勝率8割5分の活躍が評価された。

表彰式では、井山は「課題と収穫を見つめた1年だった」と語り、藤井は「実力以上の結果が出た」と述べた。藤本は「ミスが多かったが成長していきたい」と抱負を述べた。

井山裕太王座、藤井聡太名人 関西囲碁将棋記者クラブ賞を受賞

 第32回関西囲碁将棋記者クラブ賞に囲碁の井山裕太王座(35)と将棋の藤井聡太名人(22)が選ばれ、1日、発表された。井山王座は4年連続16回目、藤井名人は4年連続4回目。また将棋の現役最年少棋士、藤本渚五段(19)に特別賞が贈られた。

 2023年(将棋は23年度)に活躍した関西所属の棋士を対象に、担当記者の投票で決まった。井山王座は本因坊戦12連覇はならなかったものの、碁聖との2冠を守った。藤井名人は史上初の8冠全制覇を達成した。藤本五段は年間最多タイとなる51勝、勝率8割5分などの活躍が評価された。

 それぞれ大阪市内で表彰式が開かれた。井山王座は「タイトルを死守した一方、2日制は厳しい戦いだった。収穫も課題も見えた1年だった」、藤井名人は「実力以上の結果が出た。多くの方に注目してもらい、貴重な経験も積めた」と振り返った。藤本五段は「自分でも驚くほどの結果を出せたが、ミスが多く出た将棋もあった。課題を直して成長していけたら」と誓った。【最上聡】