「マドゥロ氏当選」に市民抗議 中南米9カ国、開票点検要求 ベネズエラ
AI要約
28日に行われたベネズエラ大統領選で、反米左派マドゥロ大統領が3選され、多数の市民が抗議活動を展開した。
中南米9カ国は共同声明で選挙に懸念を示し、開票結果の点検を要求。国内外でマドゥロ氏の当選を疑問視する動きが広がっている。
選挙管理委員会はマドゥロ氏の得票率が51%と発表したが、野党候補との票差に疑問が持たれている。
【カラカス時事】28日に投開票が行われた南米ベネズエラ大統領選から一夜明けた29日、反米左派マドゥロ大統領の3選を受け入れられない多数の市民らが各地で抗議活動を展開した。
中南米9カ国は共同声明で選挙に懸念を示した上で「開票結果の点検」を要求。国内外で「マドゥロ氏当選」を問題視する動きが広がっている。
ベネズエラ選管は、マドゥロ氏の大統領選得票率が51％で、野党連合候補の元外交官ゴンサレス氏の44％を上回ったと発表。世論調査や出口調査ではゴンサレス氏が優勢だったため、操作が行われたという見方が強まった。野党陣営は29日、ゴンサレス氏がマドゥロ氏の2倍以上の約620万票を獲得したとする独自集計を明らかにした。
